心のごはんと味噌汁。

演出・池田美樹です。
玄海こらぼvol.2、本番まで一週間を切りました。

2年目にして、
またまた発見だらけの幸福な日々を過ごしております。

異業種の方とのコラボは本当に大変…だけど、
それを上回る刺激がたまりません。

何よりの刺激は、
玄海さん・キンキラ一太さんのアドリブ力。
それが小劇場の「うまい人」のアドリブ力とはまたちょっと違う。

物語を堪能しに行くのが小劇場。
出演者に楽しませてもらいに行くのが大衆演劇。

…だと考えているのですが、
その「どう楽しませてくれるの?」の、
シビアな世界で鍛えられて来た玄海さん・一太さんの気迫+発想力!
「まずはお客さま」の気迫、本当に震えます。

みどころはたくさんあるのですが、
特にクライマックス、
主人公・道太郎(上田貴大)と父・玄次、親子の名乗りを上げる場面。

先日その場面を稽古したのですが…

玄海さん「ここでこれとこれを聞くから上田君、応えてね。そして上田君が「はい」と言ったら音楽を流して下さい」

池田・上田「はい。」

玄海さん「じゃ、終わり!」

上田・池田「え?」

玄海さん「この場面は本番しかやりません。終わり!」

池田・上田「え?…え…え?」

ぽかーん。
そして、ぞぞぞぞぞ!(背骨)

つまりですね、
その時々の客席と舞台の空気で父、つまり玄海さんの言葉が変わるということです。

一回目の昨年はカッチリ台本を作ったのですが(作・大迫旭洋(不思議少年))、どんどん稽古と本番で壊れて行ったのがおもしろくて、
今年は「隙間のある台本にして下さい」とオファー。
川津羊太郎君が絶妙な「隙間のある作品」を書いて来てくれました。

その隙間を、
現場の空気を巻き込んで濃密につないで行く玄海さん・一太さん。
それを体感しているときの小劇場の面々の表情!

…なんですかね、「せりふ」じゃなかとです。
物語と客席をつなぐ「しゃべり」。

「せりふに嘘があってはいけない」
なんて難しい演劇本に書いてあったりするんですが、
なんていうかその分厚い説明を、一瞬にして体感している感じ。

現場を巻き込む。
そりゃ見てる人は楽しいに違いなかです。

「にわかは、ひとつの筋があったら、
15分から90分、ご要望に合わせて変えられます」

これはキンキラ一太さんの言葉。
またまたぽかーん。

すごい技術…というか勇気?気合?
好意的な現場だけではなく、
いろんな「修羅場」をくぐった方たちだからこそ出来ること。

チケットを購入して、座って、始まりから終わりまで観て下さる、
小劇場ではあたりまえのこの景色が、
「興行」としては決して「当然の風景」ではない、ということ。

頭で知ってた演劇論を、生身・剥き身で浴びる日々。
最高に楽しかです。

勧善懲悪、
正しい人が報われ、離れたきづなは再び結ばれる。

いろいろあるけどやっぱり、これが物語の基本。
大衆演劇は「心のごはんと味噌汁」。

最近、人情不足の方、スカッとしたい方、
ビールやお菓子、お弁当「楽しいもの」持参で、
是非巻き込まれにいらして下さい。

んでもって、
玄海さん・一太さんの「しゃべり」に必死に食い下がって行く小劇場……
…特に主演・上田貴大君の奮闘をご堪能下さい。

心より、こころよりお待ちしております☆☆☆

玄海こらぼ劇場「道太郎、きづな万葉」
9/26(金) 13:00/19:00
@片岡演劇道場
前売3,000円 当日3,500円

玄海こらぼブログ
http://www.gkirara.com/blog3/

写真…玄海竜二さん・上田貴大君。
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9/17 小劇場メンバー稽古@きらら

9/17(水)小劇場メンバー中心の稽古のまとめ。

この日は菊乃助さん、河合麗子さんがいらっしゃって、
小劇場メンバーだけとは違う、充実のお稽古になりました。
記念にパチリ!
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左上から時計回りに
池田美樹(演出/劇団きらら)
河合麗子さん(熊本県民テレビアナウンサー)
沢村菊乃助さん(玄海竜二一座)
上田貴大さん(フリー)
(写真が白っぽくなってすみません!)

稽古終了後、みんなが休憩を取る中、
上田さんが稽古をおさらい、
高野さんがフォローしていました。
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本番間近の風景だなと思います。
本番まであと一週間です。

9/17 右吉&左吉コンビ

事務局の古殿です。
9/17(水)の稽古@きらら稽古場の中から
個人的に大好きな右吉・左吉コンビを紹介させて下さい。

右吉・左吉を演じるのは
オニムラルミ(劇団きらら)&高野優樹(モノクローズ)。
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この見るからにお調子者な二人(の役)。

おバカちゃんでまともにセリフも喋れない一座のメンバー、
という設定ですが、なぜか憎めない。
この愛すべきキャラクターを
二人が愛嬌たっぷりに演じてくれています。

思い切り、
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こけます。
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この“こけっぷり”がたまりません。

調子に乗ったかと思えば、
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反省して、しょんぼりしたり、
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またこけたり。
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今回の舞台を見て、私同様、
この二人のファンになるお客様がいるのではないかと
密かに考えております。

9/17 河合麗子さん@きらら

9/17(水)のきららでの稽古には
菊乃助さんだけでなく、
熊本県民テレビの河合麗子アナウンサーも
参加して下さいました。

ゲスト勢揃いのシーンで
お茶目さを発揮して下さる河合さん。
池田がそのお茶目さをさらに引き出すべく、
どんどんデフォルメしていきます。
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河合さん、ちょっと恥ずかしがりながらも、
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最終的には思い切り演技して下さいました。
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えーい!
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本番の河合さんをどうぞお楽しみに。

スポーツ好きな方らしくさっぱり明るいご性格で
ご一緒していて楽しいです。
この日は稽古後も小劇場メンバーと
たくさんお喋りして行かれました。
というか、私たちが引き止めてしまいました。

遅い時間までお疲れ様でした。
ありがとうございました!

◎熊本県民テレビ 河合麗子アナウンサーのページ
http://www.kkt.jp/announcer/anna2/index.html

9/17 沢村菊乃助さん@きらら

事務局の古殿です。
9/17(水)は小劇場チームを中心に
きらら稽古場で稽古を行ないました。

そこに、
玄海竜二一座若座長・沢村菊乃助さん登場!
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菊乃助さんが稽古場にいるって
とても不思議な感じでした。
稽古場が道場になった感じでした。

さてさて、まずはみんなで前の日に習ったばかりの
カーテンコールの踊りを練習。
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カメラを向けると、
ひょいと避けようとするお茶目な菊乃助さん。
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さて、本編稽古。
菊乃助さん演じる薔薇之介(ばらのすけ)との絡みのシーンを
じっくり丁寧に稽古しました。
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薔薇之介は一座の花形、
美しいが毒舌家という設定。
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大衆演劇の厳しさを知らずに、
無邪気に入団を希望する道太郎たちを
厳しく諭す薔薇之介。

菊乃助さんの踊りは本当に見事で魅了されますし、
女形を演じる時はうっとりするほど美しいです。
みなさま、どうぞお楽しみに。

道太郎に刀の使い方を教えているシーン。
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殺陣などほぼ経験のない小劇場メンバーは
実際に菊乃助さんにいろいろと教えていただくことが
多いです。

道太郎の、時に暑苦しくも感じる無心さは
頑なだった薔薇之介の気持ちも解かしていきます。
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もともと深い絆のある二人は
同じ舞台に立つことで少しずつ気持ちが通じていきます。

菊乃助さん、遅くまでお疲れ様でした。
ありがとうございました!

9/16 道場稽古③

続いて、玄海さんが上田さんに
「一本刀土俵入り」の茂平の動きを伝授。
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物語の中にも、
座長が茂平の動きを道太郎に伝えていくシーンがあり、
玄海さんが教えておられる様子は芝居そのままでした。

上田さんも真似てみますが…
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なかなか玄海さんのようには決まりません。

悔しそうにする上田さんを見て、玄海さんが
「上田君がすぐにできるようだったら
俺は役者辞めるよ」とおっしゃっていました。
それだけ難しいものなのかも知れません。

その後も動きを練習する上田さんを
玄海さんは舞台の端から熱く見守っておられました。
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ほぼフルキャストが揃ったこの日、
道場での稽古ということもあり、
稽古がぐっと面白くなってきました。
本番もきっと楽しい舞台になるだろうという確信が
大きく深まった稽古になりました。

9/16 道場稽古②

続いて、キンキラ一太さん出演の場面を稽古。
一太さんは、
道太郎の父の若かりし日から現在までを演じます。

道太郎の母と三々九度を交わしますが、
母のお腹には自分とは血の繋がらない赤ちゃんが。
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大きくなった道太郎(上田貴大さん)と父(一太さん)。
反りが合わない二人。
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途中、演出の池田に演技の確認を取られながら、
稽古は進みました。
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「肥後にわかと小劇場はテンポが違うなぁ」
とおっしゃっていた一太さん。
でも、各場面でしっかり肥後にわかのテンポを出し、
その面白さを味わわせて下さいます。

強面(失礼!)なお顔ですが、
ご本人はとてもお優しくて、楽しい方。
肥後にわか役者の愛嬌というのか、
あったかくてでっかいパワーがあって、
とても魅力的な役者さんです。

9/16 道場稽古①

事務局の古殿です。
9/16(火)は道場での稽古。
この日はゲスト出演のみなさんが全員参加!
という貴重な稽古日でした。

★ゲスト出演者:
キンキラ一太さん(肥後にわか)
もっこすファイヤーのお二人(福岡吉本)
河合麗子さん(熊本県民テレビ)

エキストラのみなさんの稽古も
この日から始まりました。

最初にカーテンコールの踊りを
玄海さんから伝授してもらいました。
曲はクレイジーケンバンド「俺の夢」!
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写っている全員が出演者。
こうして見ると、なかなか大人数のカンパニーです。

玄海さんのリズム感&型のカッコよさはピカ一。
ぴしゃっと決まります。

ゲスト出演のみなさんも一緒に練習。
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真ん中3人がゲスト出演のみなさん。
左よりもっこすファイヤーのりをさん、拓さん、
肥後にわかのキンキラ一太さん。

見ているこちらも踊りたくなってしまう、
テンポの良さ&楽しい踊り。
カーテンコールでは、みなさんも一緒に踊って下さい!

踊りの練習の後、本編稽古が始まりました。
この日は、ゲスト出演のみなさんと絡むシーンを中心に
稽古しました。
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ゲストさん総出演のシーン。
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もっこすファイヤーのお二人が
シーンを楽しく盛り上げて下さいます。
ゲスト紅一点の河合麗子さんが、
これまたお茶目なのでご期待下さい。

ここは、ちょっとしたドタバタがあるですが、
玄海さんが一連の動きをコミカルに決めていかれました。
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「君はここでこうして」
「あなたはこの後、後ろに下がって」などなど
玄海さん、あれよあれよという間に動きを付けていきました。
ひとつひとつは決して難しいものではありませんが、
玄海さんの言う通りに動きを覚えて、みんなが動くと、
音楽のテンポに合わせたダンスのようなシーンに!

ただでさえ楽しい方々が集まっているのに、
音楽と動きの組み合わせでさらに楽しくなって、
わくわくしてたまりませんでした。

9/15 小劇場チーム稽古@きらら

事務局の古殿です。
9/15(月・祝)はきらら稽古場にて
小劇場チームが稽古でした。

この日は熊日のH記者が取材に来て下さいました。
写真は熊日のH記者と
インタビューに答える演出の池田美樹。
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この取材の記事は、先にご紹介した通り、
9/18(木)熊本日日新聞(朝刊)に掲載されました。
熊日さん、ありがとうございました!
http://www.gkirara.com/blog3/?p=866

池田が取材を受けている横では、メンバーが基礎練習。
音楽に合わせて身体を動かす体操をみっちり行ない、
写真は発声練習をしているところ。
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基礎練習の後は、
スローモーションで動くワーク。
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普通の動きをゆっくりにするだけなのですが、
「あっちに行きたい」と思うとスピードが乱れてしまったり、
身体がぐらついてしまったり、なかなか難しいものです。
ゆっくり動くので、筋力も必要です。
自分がぐらつかない、足の裏の着き方を探します。

基本的な練習を経て、本編稽古に入りました。
道太郎と悪友が村を出て行くシーン。
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左:道太郎(上田貴大さん)
右:悪友(寺川 長さん)

道太郎は暑苦しいくらい一本気ですが、
悪友はいつも飄々としていて、
その軽さが欠点かといえば憎めなかったり。
この正反対のコンビの掛け合いもお楽しみに。

二人の住む村は山の奥深く。
初めての汽車での旅、二人の表情に緊張が走ります。
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道太郎が学ランを着てるのがわかりますか?
そう、二人はまだ高校生(の役)です。

ところ変わって、
道太郎が大衆演劇と出会う場となる、
温泉センターのシーン。
左:チンピラ二人(磯田 渉さん/池崎友紀さん)
右:演出の池田美樹
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今回、いろんなコンビが出てきますが、
このチンピラ・コンビも息の合った掛け合い目指して猛特訓。
慣れない関西弁にチャレンジしています。

最後に序盤のシーン固め稽古。
道太郎の出身地の農村の様子と道太郎の母を描きます。
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役者が牛になったり(!?)、
草刈してたり、子どもをあやしていたり、
何もないところに農村を出現させます。
お客様にも風景を感じていただけるよう、
自分たちもイメージを共有していきます。

9/13 小劇場チーム稽古@きらら

事務局の古殿です。
9/13(土)は小劇場チーム稽古@きららでした。

下記の写真は、大衆演劇の座長の娘・きみかが
道太郎に親近感を持つシーン。

会話を通して、道太郎ときみかの距離が
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ぐっと縮まっていくのがわかります。
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実際の距離で心理的な距離感を見せるのは
大衆演劇にも小劇場にも通じる、お芝居の基本的な演出。
人物の心境の変化を表現しつつ、
お客様にどう伝わるかを検討しながら、
粘り強く稽古が続きました。

きみかを演じるのは、
道太郎の母も演じる岩田萌花さん。
一人で重要な役どころを二役担当するのは大変ですが、
持ち前の根気強さで、日々、
二つのキャラクターを作り上げています。