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![]() 本番の朝。 伴先生が私物のチョーカーとブローチを持参、 自ら着けてくださいました。 なんかね、小さいこどもになったみたいですごく嬉しかった。 昨日の私を見て、何か足りない、と宝石箱をひっくり返して来たと。 室内楽の女の子たちの髪にも新たにリボンや花飾り。 この場面はこんな衣装、この人はこんな髪型… 伴先生の頭の中には、 幼い女の子が人形遊びをするときのこだわりが、常にある。 決めなければいけないこと・手直ししなければならない場面、 考えるべきことが山積しているときでも、決して消えない。 多忙なとき、 大人は皆、すべきことに優先順位をつける。 そして間に合わないと判断したことは削除していく。 なのに。 私の尊敬する人たちは皆、 こどものこだわりと大人の分別、その両方を持っている。
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![]() 本番前日。 私の仕事はヴィバルディ「四季」のソネット朗読。 舞台稽古後、 芸術監督・石井先生がひとこと、 「そのまま読んでもつまんないわね。 語りかけるおしゃべりみたいに換えてみない?」 …い、今からっすか? 「それいいわね」 「うん、それで行こう」 ごくあたりまえに、代表・伴先生&MC原武博之さん。 まるごと書き換え。楽屋では無理。 ゲネまで2時間。 ダッシュで帰宅、PCを立ち上げる。 BGMは「sing sing sing」。 途切れさせないようエンドレス・リピート。 曲に乗っけてもらって、 一気に書き上げ、劇場戻り・ゲネ。 「よかったわよ!やっぱりこっちがいいわ」 と、石井先生。 躊躇なしの要求。 なんていうか、外国っぽい。 妙に気遣いを混ぜると、 かえって膠着することってあるよなぁ。 自分でも「換えたほうがおもしろい」と思ったもんな。
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